職名 |
准教授 |
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プロフィール |
脳情報処理,特に視覚や聴覚などの感覚情報がどのように脳内で情報処理され,知覚が作り出されるのかをに興味を持ち研究しています. |
眞田 尚久 (サナダ タカヒサ)
Takahisa Sanada
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出身大学院 【 表示 / 非表示 】
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2001年04月-2006年03月
大阪大学 基礎工学研究科 システム人間系専攻生物工学 博士課程 修了 日本国
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1999年04月-2001年03月
電気通信大学 情報システム学研究科 情報ネットワーク専攻 修士課程 修了 日本国
学外略歴 【 表示 / 非表示 】
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2017年04月-2020年03月
関西医科大学 生理学講座 助教
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2013年04月-2017年03月
自然科学研究機構 生理学研究所 感覚認知情報研究部門 特任助教
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2007年07月-2013年03月
University of Rochester Center for Visual Science 研究員
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2006年04月-2007年06月
大阪大学 生命機能研究科 研究員
所属学会・委員会 【 表示 / 非表示 】
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2020年03月-継続中
日本視覚学会 日本国
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2020年01月-継続中
日本神経回路学会 日本国
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2007年03月-継続中
Asia-Pacific Conference on Vision 日本国
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2004年04月-継続中
Society for Neuroscience アメリカ合衆国
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2001年04月-継続中
視覚科学フォーラム 日本国
研究分野 【 表示 / 非表示 】
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情報通信 / 知能情報学
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ライフサイエンス / 基盤脳科学
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人文・社会 / 認知科学
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ライフサイエンス / 神経科学一般
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情報通信 / 感性情報学
担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示 】
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2023年度 情報リテラシークラス⑧
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2023年度 基礎教養入門Ⅱソフトウェア情報学部(眞田クラス)
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2023年度 ソフトウェア情報学総論【人工知能】
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2023年度 人工知能演習Ⅰ
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2023年度 脳情報処理特論(早期履修)
担当経験のある授業科目(学外) 【 表示 / 非表示 】
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鳥取大学医学部 医療情報学
2023年10月 -
一関工業高等専門学校 画像処理
2021年01月 -
総合研究大学院大学 生理科学専門科目「感覚認知機構論」
2013年11月 -
関西医科大学 生体の構造と機能
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関西医科大学 生体の構造と機能 実習
指導学生数及び学位記授与者数 【 表示 / 非表示 】
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2022年度
卒業研究指導
: 5人
研究指導:博士(前期)課程
: 2人
研究指導:博士(後期)課程
: 学位記授与者数:博士(前期)課程
: 2人
学位記授与者数:博士(後期)課程
:
著書 【 表示 / 非表示 】
論文 【 表示 / 非表示 】
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Reconstructed spatial receptive field structures by reverse correlation technique explains the visual feature selectivity of units in deep convolutional neural networks
Yoshiyuki R Shiraishi, Hiromichi Sato, Takahisa M Sanada, Tomoyuki Naito
arXiv 2021年03月
研究論文(学術雑誌)
共著 英語
DOI: https://doi.org/10.48550/arXiv.2103.02587
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Neural representation of motion-in-depth in area MT
Sanada T.,M., DeAngelis G., C.,
Journal of Neuroscience 2014年11月
研究論文(学術雑誌)
共著 英語
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深層畳み込みニューラルネットワーク(DCNN)内部ユニットの2次刺激に対する選択性
ジャマルシャー,白石祥之, 内藤智之, 眞田尚久
信学技報 122 ( 195 ) 16 - 19 2022年09月
研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
単著 英語
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Comparison of the color selectivity of macaque V4 neurons in different color spaces.
Sanada T. M., Namima T., Komatsu H
Journal of Neurophysiology 2016年11月
研究論文(学術雑誌)
共著 英語
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Supranormal orientation selectivity of visual neurons in orientation-restricted animals.
Sasaki K., S., Kimura R., Ninomiya T., Tabuchi Y., Tanaka H., Fukui M., Asada Y. C., Arai T., Inagaki M., Nakazono T., Baba M., Kato D., Nishimoto S., Sanada T. M., Tani T., Imamura K., Tanaka S., and Ohzawa I.
Scientific Reports 2015年11月
研究論文(学術雑誌)
共著 英語
研究発表 【 表示 / 非表示 】
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複雑運動情報処理の神経基盤
国内会議 「機能と構造の視覚科学研究会」視覚科学フォーラム2020 (Online) 口頭(一般)
2020年09月 -
Receptive Field properties of complex motion in visual area FST
学会 日本視覚学会2020年夏季大会 (Online) 口頭(一般)
2020年09月 -
Representation of spatial feature of complex motion in areas MT and FST.
国際会議 APCV 2019 Asia-Pacific Conference on Vision ポスター(一般)
2019年07月-2019年08月 -
Neural response to complex motion in macaque area FST.
国内会議 第42回日本神経科学学会 (新潟) ポスター(一般)
2019年07月 -
Neural response to complex motion in macaque area MT
国内会議 第41回日本神経科学学会 (神戸) ポスター(一般)
2018年07月
工業所有権 【 表示 / 非表示 】
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画像特徴抽出装置、画像特徴抽出方法、画像認識装置、及び画像認識方法
特許( 5305366 2013年03月21日 )
特許 日本国
大澤五住, 新井稔也, 眞田尚久
学術関係受賞 【 表示 / 非表示 】
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2013年包括脳夏のワークショップ 若手優秀発表賞
2013年08月 包括脳 国内学会・会議・シンポジウム等の賞 日本国
受賞者: 眞田尚久
科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示 】
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視聴覚運動知覚の脳内表現の解明
基盤研究(C)
2020年04月-2023年03月視覚ノイズ刺激を見ている状態で音の運動刺激を聴かせると、視覚ノイズ刺激が音の運動
方向に動いて見えることが報告されている(Hidaka et al., 2011) 。これは脳内で感覚情報が統合される際に視覚と聴覚の相互作用が起こり、誘発された知覚だと考えられる。
本研究では、聴覚誘発性の視覚運動知覚が起こっている時の脳活動を調べ、多感覚統合の
神経基盤とそのメカニズムを理解する。 -
質感運動知覚に寄与する神経基盤の解明
学術変革(A)深奥質感(実世界の奥深い質感情報の分析と生成) 公募研究
2021年04月-2023年03月 -
液体粘性知覚の神経メカニズムの解明
新学術領域研究
2018年04月-2020年03月我々が視野上で動いているものが液体かどうか見分けるためには、液体らしい動きをしているかどうかと、流体がどの程度の粘性を持つかの二つの要素が重要となる。本研究では、液体らしさに加え、粘性選択性がどのように表現されているか、また重力による液体粘性知覚へのバイアスが領野間(MT/FST野)でどのように表現されているかを解明する。
液体粘性の知覚判断と相関する高次運動統計量である、運動ベクトルに空間連続性(Kawabe et al. 2014)を視覚パラメータとして作成した液体粘性刺激の運動方向を変化させることで、神経細胞がどちらの刺激パラメータに相関した活動を示すかを調べた。まず、運動情報処理を行っていることが既に知られているMT野から神経活動記録を行った。過去の知見から、MT野神経細胞は液体粘性には選択性を持たず、運動方向のみに選択性を示すことが予測され、実際に予測を支持する結果が得られた。さらに、MT野には運動方向に対して選択性を示し、且つ運動ベクトルが空間的に連続的に変化する場合に強い応答を示す細胞がいることが明らかになった。MT野にはこれまで考えられてきたモデルでは説明できない応答を示す細胞が存在することが示唆される。また、このような細胞はFST野にでも観察された。さらに、FST野にはそれ以外にも運動方向に対して低い選択性を示す細胞が存在し、運動方向に対しては非依存的だが運動ベクトルの空間連続性に選択性を示すことが分かった。MT野で抽出された運動情報が、FST野で統合されている可能性が考えられる。 -
大脳皮質高次視覚領野における複雑運動知覚の情報表現
基盤研究(C)
2016年04月-2019年03月高次視覚領野において高次の運動情報がどのように処理されるのか調べるために、MT野及びFST野の複雑運動刺激に対する応答特性を調べた。
平均の運動方向と運動ベクトルの空間連続性の二つのパラメータ用いた視覚刺激を作成し神経応答を調べた結果、MT野では運動方向のみに選択性を示す細胞と、運動方向と空間的連続性の両方に選択性を示す細胞がいることが分かった。FST野には運動方向選択性が低いが空間連続性に選択的に応答する細胞が観察された。これらの結果から、複雑運動情報はMT野から段階的に高次視覚領野で処理され、運動による形状知覚や質感知覚が実現されていくことが示唆される。 -
液体粘性知覚の神経メカニズムの解明
新学術領域研究
2016年04月-2018年03月近年、視覚生理学研究分野では、素材や光沢感など物体の質感の脳内表現が調べられるようになってきている。腹側経路V4野やIT野における研究で、素材やテクスチャ、光沢感などの物体の質感に選択的に反応する細胞の報告がされたが (Okazawa et al. 2014, Nishio et al. 2011, 2014)、これらの研究では静止画像が主に用いられてきた。
しかし、質感知覚は、動きの情報からも質感知覚を得ることができる。例として液体粘性知覚が挙げられ、複雑な運動情報から、液体の粘性を知覚することができる。視覚生理学の運動視研究は従来、ランダムドット運動などの単純な視覚刺激を用いて調べられてきており、液体運動の様な複雑運動がどのように表現されているのかはあまり研究されてこなかった。また、運動方向/速度と空間位置の組み合わせは膨大となり、技術的に生理実験を行うことが困難であった。
本研究では、近年人の心理物理研究から報告された、液体粘性の知覚判断と相関する高次運動統計量 (Kawabe et al. 2014)を視覚刺激生成に用いることで、液体粘性知覚が質感関連領野と視覚運動領野の両方から入力を受けている、高次視覚領野FST野で表現されているかどうかを明らかにすることを目的とし、電気生理実験を行ってきた。FST野で実験を行う前段階の実験として、運動情報処理を行っていることが既に知られているMT野から記録を行った。
財団研究費及び全学プロジェクト等研究費 【 表示 / 非表示 】
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日本神経回路学会30周年記念研究助成金
生体の視覚特性を組み込んだ深層学習モデルの開発と神経科学手法を用いた 内部表現の検証
2023年04月-2024年03月 -
内藤記念海外研究留学助成金
大脳皮質MT野神経細胞による知覚手がかりの統合機構の解明
2007年07月